八月は夢花火

どうも花火大会は好きになれない。
燃え尽きる行為が寂しいからではない。
夏祭りから連想するのは幼少の記憶であって、何気なかったはずの風景が確実に過去になっている現実が悲しい。

あの時、あのボロ屋で、親は何を想い、俺の成長を願ったんだろう。
夢は幾つ叶ったんだろう。