南向きの窓が…

先週、不動産屋なるところに初めて足を踏み入れた。

明日をも見えない二人が、それでも少しの希望を胸に…
という俺の不動産屋初体験像は、野郎が商売を始める為の店舗探しという形で崩れた。

台所に立つ背中を抱きしめようとも思わないし、野良猫のチロも拾わない。
エビのように丸くもならない。