ただあたりまえに

知れば知るほどうんざりするのは何故だ

儚い幸せがすべてだと思えたら楽だった

今日も明日も言い訳ばっかり探してる

てめぇの馬鹿をはかりにかけて虚しく笑う

一人っきりになりてぇ

許せねぇことばっかり

一人っきりになりてぇ

骨の芯までどっぷり腐りたかねぇ

ただあたりまえに水が流れるような優しさで

ただあたりまえに生きていたかった

ただあたりまえに風が吹くような男になりてぇ

ただあたりまえに花が咲くような男になりてぇ

いつか味わったどん底よりもなお深い

悲しみをまた知ってもがいてるだけの日々

男だとか、女だとか、それぞれのつきあいを

嘘で固めるからやっぱり馬鹿だと笑われる

一人っきりになりてぇ

優しさも歯痒かったから

一人っきりになりてぇ

女々しい泣きっ面見せたかねぇ

ただあたりまえに季節が巡るようにすべてを

ただあたりまえに愛したかった

ただあたりまえに風が吹くような男になりてぇ

ただあたりまえに花が咲くような男になりてぇ

(C)ume