炎の飛龍

『俺からプロレス技を取ったら何も残らねぇべ?』
『うん』

『うん』?

ルースィー、時々、勢いで調子こく。

このやろう。

それはさておき、やはり『俺=プロレス技』だ。

高飛び用ではなく、体操用のマットでスープレックスの練習をしてた俺だもの。
ドラゴンスープレックスは危険とされてた時代から、ガンガン使ってた俺だもの。

というわけで、かけていきま…
『だめ!』

…はい。