会社帰りのコンビニ。
レイちゃん、自転車のチェーンが外れてた。
出会ったかしら?
いや、レイちゃんではないなぁ。
ルースィー長女と同じ年頃の女の子。
悪戦苦闘してる。
どうやら直せなそう。
困ってる人を見たら助けていこう、いぇーい!
ルースィー、『えー?直せなかったらイヤじゃーん!』って。
いつも思うが、コイツと同じ部隊になったら俺まで戦死だ。
『まかせろ、俺に!下がれ!』(燃える闘魂)
直した。
指、油まみれ。
でもさ、彼女から満面の笑みで『ありがとうございましたー!』をいただいたもん。
『よかったなぁ』
『うん』
…って、おまえは何もしてない。
自分の娘と同じ年頃の子を見殺した。