ロード

俺は大きい街に出た時ぐらいしか電車には乗らないけど、いずれにしても“命を預けて乗る”という自覚は少しも無い。

それが日常というものだ。

レストランで出される料理に毒が盛られてる可能性なんて少しも考えないように。

その日常が覆ったら…。

悔しいよねぇ。
やりきれないよねぇ。

原因が明らかになっても…。
誰かが責任をとっても…。

…ねぇ。

毎日の無事を“確認”し合う。
そんな日常がたまらなく愛しいのです。