心配しないで

死んだはずの親父がひょっこり現れて、何もなかったかのように“いつかの生活”をする。
俺たちはまたいなくなるのを知っているけど、それを口に出さずに“いつかの生活”を続ける。
“その時”がくるのをビクビクしながら。

そんな夢をよく見る。

昨日の朝、初めてその夢の続きを見た。

葬式だったなぁ。
『これからどうしよう?』って、本当に死んだ時と同じことを思った。

形になってるものが壊れる瞬間の、あの感覚はずっと心に残ってるようだ。

今、まだ外は真っ暗な午前4時半。

これから向かいます。