中学生の頃、いつもツルんでた奴からメールがきた。
コイツの誕生日は俺の一日前。
連絡を取るといえば、毎年この一日ズレの誕生日くらい。
そして、もう何年も会っていない。
だけど、一日ズレゆえ、忘れようがないのだ。
メールで着メロをプレゼントされた。
そうそう!
そういうこと!
さすが、俺のツボをわかってる。
35歳になってみてどうだい?
俺?
そうだなぁ…
若さには憧れない。
だからといって、『35歳には35歳なりの…』なんていう枠設定もしない。
何か、カッコわりぃじゃん。
よっしゃ。
ん?
着メロ?
おうっ、マッチじゃ。
“一番野郎”じゃ。