留守番

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“名古屋じいちゃん”の一周忌の法要ということで、アイータが里帰り。

当初は小梅も同行する予定たったが、『今回は坊さんのお経を聞くだけで、どこへも遊びに行けないよ』という言葉を聞いて、降りた。

 

孫悟空と同じように、お経を聞くと頭に付けてる輪っかが絞まっちゃう小梅は、そりゃ一大事。

 

本当は全員で行けばいいのだけど、俺は明後日、そんなの片手間で受かるだろうと思った試験が意外と難しくて、法要を理由に回避しようとしたら手続きが済んじゃって間に合わないと言われて、結局は受ける羽目になった試験があるので行けず、小梅と留守番することに。

 

というわけで、アイータを高速バス乗り場まで送ったあとは小梅と二人の水いらずタイム。

『おとうさんと寝る?』と聞いたら、『やだ』って。

 

おい、『やだ』はないだろう。

 

何でも、『ばあちゃんと寝るのを楽しみにしてるのに、おとうさんはその楽しみを奪おうとしている』らしい。