さっさと済ませればどこへでも遊びに行けるのに、毎週々々、宿題に手間取り、何にも進まない小梅ちゃん。
出来ないわけではないのに、何故そんなに全力で嫌がるのか。
小学校に入って三年近く経つのだから、いい加減宿題があることをあきらめればいいのに、一筋縄じゃいかない。
宿題の邪魔になるのでテレビを視るわけにもいかず、ただ終わるのを待つ。
そのうちアイータが怒り出す。
『腹は立つけど、そんなに怒ることもあるまい』と言う俺に、だったら宿題番を代われという。
ほぅ、どれどれ?
『$◆≧♯▼!(文句)』
『・・・・・。』
『$◆≧♯▼!(文句)』
『・・・・・。』
『$◆≧♯▼!(文句)』
『うるさい!早くやれ!』
『ほら、自分だって怒るじゃん』とアイータ。
だって、だってなんだもん。