あてもなく家を出て、『じゃあ、何をするか?』となった時に、アイータがローカル列車乗車を提案する。
時々やるけど、俺はいつも車で追いかける形になり、小梅がどれだけ浮かれているのかは知らないので、三人で乗ってみる。
小梅ちゃん、最初からずっと浮かれているのね。
停車駅とか詳しいし。
観光地で下車。
小梅ちゃん、灯台に登りたがる。
俺は人生の中で二回だけ登ったことがあるが、それぞれアイータとアイータ兄の提案によるものだ。
そこに登りたがるとは、どれだけ灯台登り好きの家系なんだ?
というわけで、俺は拒否ってアイータと小梅の二人だけで行かせる。
な、参っただろ?
道中、東京から頻繁に来ているというおっちゃんに話しかけられる。
『どこから?』と言われても、地元なのですいません。
帰りも同じ電車に乗り、プチ旅終了。
休日らしい休日。