小梅の学校が持久走大会の練習で本番と同じコースを走るというので見に行く。
遺伝子レベルで運動オンチなのは申し訳ないが、最後までやりきればそれでいい。
っていうか、そこだけが心配。
スタート直後から大きく離され、あっという間にシンガリ。
人のことはいいから、とにかく走れ。
とにかく走…
ウォーキングのおばちゃんの方が早いじゃんかよ。
先生に並走してもらうが、もう文句三昧。
そんな中、親の姿を見つける。
親を見つけるとニコニコするところが可愛い。
『ほら、頑張れ!』
『おとうさん…』
『ん?』
『頭が反射してる!』
…走れ。