終わり方

定年の時期を選択出来るようになるという話から、『いつと考えてる?』と聞かれた。

そりゃ、55歳と声高に叫びたいものだけど、現実はそうはいかないという世間の声と一緒でしょ。

すると、『早々に退職して別のことをやりそう』と。

あのね、今ここにいるのはすごーくイヤなの。
だけど、新しく何かを覚えるというのもすごーくイヤなの。
新しくコミュニティも形成したくないし、つまりは何もしたくないの。

そういう姿勢でいると、近所のじいさまたち同様、家の中と庭を行ったり来たりするだけの毎日を送ることになるとアイータは言うけど、それを望んでるんじゃないか。