15の夜

小梅ちゃん、15歳の誕生日。

結婚する時にアイータを【8割で御守りする】と宣言した一方で、小梅が生まれた時には【13歳までは全力で御守りする】とした。

何故なら、自分の経験からすると14歳からは大人と何も変わらないはずだからだ。

ところがどうだい?

いつまでも幼稚園児のような小梅ちゃん。
可愛い期間が長いとも言えるが、本来なら15歳って盗んだバイクで走り出すくらいのものだろう。
泥の付いた一万円札を握りしめて涙しながら上京するものだ。

まぁ、父ちゃんは泥が付いていようがいまいが、一万円札なんて用意出来ませんけどね。

誕生日おめでとう。