入試一日目

小梅ちゃん、人生で何度か本気を出さなきゃいけないうちの一つ目の高校入試。

車で会場まで送って行き、颯爽と降りるが、滑る。

“滑る”とかは禁句なのに滑る。

終わる頃に迎えに行くと、『国語が出来なかった…』と不機嫌。

まぁ、出来なかったと思っちゃうよねくらいに思っていたら、ガチらしい。

夕方には試験問題が公表されたので国語の得意な父ちゃんもやってみると、確かに難しい。
ネット上でも阿鼻叫喚のコメントだらけ。

でも、みんなが出来なかったと言うのなら、それはそれでいいじゃん。
ちなみに父ちゃんも40点取れなかったよと伝えると、『それより引くかったらどうするんだ!』と怒り出した。
そして、涙を浮かべながら『こっちは人生が掛かってるんだ!』と弁当袋を叩きつける。

人生が掛かってると言うぐらいの勉強をしてましたっけ?