北へ北へ向かった

『はぁ?カバン?』とアイータが電話している声で起きた。

だいたい何らかの騒ぎが起きるので、今度は何の騒ぎかと思えば、小梅がカバンを忘れて登校したということらしい。

YOUは何しに学校へ?

というわけで、今すぐ学校へ届けろと。

学校へ着くと、そこにいたら駐車出来ないでしょの位置に立って待ってた。
今日は靴箱や机にチョコが入ってたらどうしようとかではなく、ただただカバンの到着を待ってた。

無事にカバンを渡して家に帰ると、はにかみながらうしろに隠したチョコを渡すという例年通りの寸劇込みで妻からもらった。