あなたとわたしの物語

『オモチャ買って』と言えなかった子は、大人になった今も基本的には変わらない。

ねだるのを恥ずかしいと意識してるのは自分。
だから、結果として買ってもらえないのはいい。
『欲しいのに言えない子』ってわかってくれてると思えたら我慢出来る。

もしもそうじゃなかったら、怒らせても、困らせても、嫌われても、『図々しくなっときゃよかった』になっちゃう。

ヨソの子はそれで買ってもらえてるもん。
欲しい気持ちはヨソの子と同じだもん。

でも、俺は多分、図々しくはなれない。

だから、答えを出すまでの“式”を話せる関係を築いていきたいだけなのだ。