結晶

モヤモヤして眠れない。
鏡を見たら、常に眉間にシワが寄ってた以前の面になってる。

全てを疑わしく見てた頃。
その純粋さが痛々しくて、剛の唄も聴けなかった。

環境が変わった今も、当時の感覚を忘れたことは一度もないし、疑問が解決したわけでもない。

このモヤモヤはまた“あの頃”に戻ってしまいそうな不安からきてることに気付いた。

全部話した。

『つらかったね』と言ってくれた。

ほかの誰とも違う対応。

そうだった…。
初めて手紙をもらった時も温かかくて柔らかくて、この人だけはどこか違ってた。

この人とずっと一緒にいよう。