『人生一度きりなんだから好きなことをした方がいい』という考え方が嫌い。
『好きなこと=勝手』と都合よく解釈する馬鹿があまりにも多いからだ。
俺は胸を張って誇れるものこそないが、みっともない真似をした覚えもない。
だから、晩年を迎えた時に『俺の人生は間違ってなかった』なんて結論はいらない。
だけど、法に裁かれることのない自分勝手様がのうのうと生きてるのも事実。
馬鹿は馬鹿に気付かない故に、それを恥としない。
さんざん人様に迷惑をかけておいて、死に際に『好き勝手やった人生だった』と言い出しかねない。
まさか、平等に死を迎えるわけじゃないよね?
まさか、万人が終わり良ければすべて良しじゃないよね?
馬鹿が何のしっぺ返しも食らわずに最後までまかり通ると知った時は、自分の人生を後悔するかもしれないという不安は常にある。