街路樹

踏み潰された空缶の前で立ちつくしていた
俺は4時間も地下鉄の風に吹き上げられていた
昨夜見た夢の続きを見ていた
甘えるのが下手な優しさに似たRock’n’Roll
誰ひとり抱きしめられず歌ってる
Oh…答えておくれよ これは愛なのか
Oh…運命のいたずらと泣けるかな
別々の答えが同じに見えただけ
Oh…過ちも正しさも裁かれる
足音に降りそそぐ心もよう
つかまえて 街路樹たちの歌を
最後まで愛ささやいている
壁の上 二人影ならべて

随分二人の仲も知れた頃だった
おまえはドアを蹴り開けて毎日と尋ねた
考えちゃだめさ 答えてごらんよ
街角の紙くずの上 YESとNOを重ねた
積まれたタイヤの上で夢中になった
Oh…聞こえているなら答えておくれ
Oh…その意味は激しく降り続く
心偽れずに思い出すことさえも
やがて僕の心を洗うだろう
足音に降りそそぐ心もよう
つかまえて 街路樹たちの歌を
見えるだろ 降りそそぐ雨たちは
ずぶ濡れで夢抱きしめている君さ

足音に降りそそぐ心もよう
つかまえて 街路樹たちの歌を
最後まで愛ささやいている
壁の上 二人影ならべて