一通の写メールが送られてきた。
“俺に似てる人”だそうだ。
…似てるじゃんかよ。
しかし、この写メの人、かなり悪そうです。
でも似てます。
だからって、“即ち俺も悪そう”というわけでもないでしょうよ。
そう。
“似てるけど、悪さが違う”だ。
俺が現在の法律では裁かれようのないアジアの方の何かを売ってそうだとしても、この人はきっと法に触れる。
でも、似てます。
似て…
えぇ!?
俺、こんな風に見えてるのん?
別に悪いことしてないのに、『ごめんなさい』って気になってきた。
これは…
う~ん…
もしも俺が女だったとして、こんな人に会っちゃったとしたら、次の瞬間には腹をくくると思う。
どこか遠い国に売られることを。