何かさぁ…
前にも書いたけど、“現在"じゃないんだよね。
“過去"なんだよね。
ラブソングって、思い出すのは“過去"の苦しかったり、悲しかったり、だけど、懐かしい記憶。
きっと、今は普通の生活を送ってるあの娘もこの娘も、そんな“過去"の記憶と重ねながら聴いてるんだろうなぁ…と思うと、今、どんなに『満たされてる』と聞かされても、それを越えられないジレンマを感じるというか。
実際は“現在"の方が強いから、『そう感じる』ってだけのことなんだろうけど。
俺は、剛のラブソングの中の情景と重なるような恋愛をしてこなかったからさ。
聴いても、振り返る場所がないんだよね。
それが、俺はいつも吐き気という形に変わる。
ちょっと失恋したくなった。
だけど、そんな記憶が無いなら無いで、いいことなんだろうよ、きっと。
“しくじってない"ということで。
…そうなのかなぁ。
っていうか、もしも今の恋がコケたら、次は無いね。
したくない。
(面倒くさい)