名古屋の実家からミカン一箱が届き、アイータが電話をする。
アイータは『こっちは果物はあちこちからもらえるからいらないよ』と、こっちの田舎さ加減も盛り込みつつ、話す。
まぁ、確かにウチでの直接の果物消費量はゼロに近いのだが、ここら辺の習慣だか何だかで頻繁に手土産に持たされるので、季節を問わず飽和状態ではある。
アイータはさらに電話を続けるが、自分の親に自分のことを“母ちゃん”と言ってることに気づいてないと思うので、ここに記す。
『母ちゃんは別のモノをもらった方が嬉しいよ』という風に。
普段、俺たち夫婦は“父ちゃん”“母ちゃん”と言ってるせいだと思う。
まぁ、シルゾーが自分の妻を“さん付け”で呼んじゃって『バカにしてるの?』と怒られたことがあるみたいなもんだろう。