名古屋からアイータの元会社の人が来ているため、俺は昨夜は実家で寝る。
実は今日の俺は右の背中が痛い。
ほぼ寝違えた痛みだが、寝違えたわけではなく、昨夜、便所でピシッとなったからだ。
俺は寝違えない。
バカじゃないから。
だけども、説明して“寝違えた”と解釈されては参っちゃうので、この痛みは伝えないまま、地元観光案内人。
これまでにも何人か名古屋からはるばる来てくれた人がいるが、今回の彼女は見るものすべてがヒットらしく、案内し甲斐がありますわ。
『このままこっちに嫁に来ちゃえばいいのに』と思うが、俺は誰も紹介しない。
もったいない。
っていうか、俺は野郎たちから紹介してもらったということがないのだから、紹介してやる筋合いがない。
そんなこんなで、彼女が名古屋に帰るのに合わせ、アイータ&小梅も里帰り。
東京駅まで送って、新幹線のホームでお別れ。
小梅はまだ状況を理解するまでにはなっていないため、窓越しに手を振る父ちゃんには知らんぷり。
父ちゃんは寂しいぞ。