夢芝居

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この世界の終わりというのは、自分が死んだ時だという考え方をどこかで見た。

自分が主役であり、ほかのすべては登場人物であると。

 

まぁ、ある見方をすればそうだなぁ。

自分が死んだあとに、自分のいる世界があるわけじゃないし。

 

だから、ムカつく奴というのは“ムカつく俺”という設定のために彩りを添える演者として存在している。

ならば今、無数に存在しているムカつく奴は、俺の人生の筋書き通りに存在していることになり、それは俺が作り出していることになっちゃう。

 

関わりたくない奴に関わってしまう俺も設定。

悪口を言わせる奴に悪口を言ってしまう俺も設定。

 

結局、“すべての事象に意味がある”が正解ってことかね?

でも、“意味がないという意味がある”ことも知ってる。

 

ほら、アレもコレも。