俺が初日で、アイータが2日目。
別々に交通費を払うぐらいなら、東京に泊まっちまえになった。
アイータ&小梅をホテルに残し、一人で武道館へ。
武道館はほかの公演も含めて、数えきれないほど行ってるけど、長渕剛の時だけ駐車場が埋まるのが早い。
今日だって16時過ぎには着いたのに、正面の駐車場は満車。
まず、そんなに早く来る意気込みさについて行けない。
ちょっと離れたところに停められたので、まぁ、ヨシとする。
開演時刻は18時30分だけど、18時20分まで車にいることに決め、そのことをアイータに電話で告げると、
『もうちょっと早く行ったら?』と言われたけど、心配すんな。
どうせ開演は18時47分だ。
座席はX列と、あの広い日本武道館の最後列。
それならそれの方が命を掛けなくて済むと呑気に構えていたら、そのすぐうしろにいる立ち見の連中が前のめりでウザい。
やっぱりさ、何だかんだ言って、“田舎に泊まろう!"が流れて、照明が落ちて、剛が現れたら、俺だって『つよしぃ!』になりますよ。
『へい!へい!』もやった。
でも、“日本に生まれた”がちょっとアレな感じだったので、オープニングっきり、座ることになった。
うしろの立ち見の連中へ、『俺は座れるんだぜ』という無言のアピールでもある。
あ、“ひとつ”の時は立ったよ、俺。
頑張った、うん。