昨日の煙霧とかいう真っ黄色の空と違い、今日は風は冷たいものの、曇ひとつない穏やかな一日。
この何でもない穏やかさの一秒後にあんな地震が来るなんて、そりゃ、少しも思わない。
二年前だって、昼間は呑気にお好み焼きを食ったあと、実家に顔を出しに行っただけの普通の日だったんだよ。
あれから毎日、地震の発生場所と回数をチェックするのは変わらないし、揺れの体感も忘れない。
いつか来ると言いながら、まだ来ない巨体余震に身を構えながら生きてるのだ。
かつて、『海が見たい』と日記に書いてしまったせいで“呼び込みの法則”により、海しかないところに嫁に来たアイータと小梅とこうして海のすぐそばを散歩している。
こんなあたりまえの日常が…な。