悩んだ結果、夏前に会社を辞めることにしたという奴と話してたんだ。
『“会社員”というモノをやってみてどうだった?』と聞いたら、『感謝してる』って。
俺にはない感情ですね。
来年には勤続25周年を迎えるけど、今も不思議村に迷い込んだ感覚は変わらないし、世の中にはこんなクソ共がいると教えてくれたこと以外の感謝はないよ。
かといって、改革は望んでいない。
悪口を言って、悪ふざけをしたいだけだから。
思えば、会社にいる状態での悪ふざけ感というのは、中学高校のそれよりも上だね。
中学高校ってのは、若さもあるし、反発もあるし、ある意味では人間が成長する過程で必然というか。
今はそうでないもんね。
もう、いろんなカラクリやら社会やらを理解した上での悪ふざけなんだから、悪意でしかない。
キミは“自分のやりたいこと”を叶えようと走り出せ。
俺はこの不思議村で悪ふざけをしながら、スパイダソリティアをやりながら、大学出たのにバカを『バカ』と言いながら、会議中にシルゾーが描く絵に笑いをこらえながら定年を待つよ。
それが高校を出てズルズルとここまで来てしまった俺の答えだ。
キミは頑張れ。