勤続25周年

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こんなところにどういうわけだか25年もいるということで表彰。

若い頃に見た25周年のおじさんたちは結構なおじさん具合だったが、俺、それ。

 

早かったという気はちっともせず、こんなに長かったのに、まだゴールじゃない絶望の方が大きい。

しかも、ゴールを延長される空気さえ漂っているという。

 

表彰状をいただき、記念品をいただき、写真撮影をし、管理職たちと昼食を共に。

まるで接点のない管理職共に『おめでとう』と言われる筋合いなどないのに。

 

昼食会会場のテーブルの上には、同期たちの入社当時の写真が印刷された資料が置かれてあり。

 

『これは、笑われるための資料ですか?』と総務の姉ちゃんに聞いたところ、『いや、和んでいただくものです』と。

 

三浦マイルドみたいになっちゃた彼を見て?

体積が倍になった彼を見て?

脳細胞の代謝が緩いだけあって変わらない彼を見て?

 

っていうか、こういう時の豪華弁当、いらない。

カツ丼が食べたい。