路線バスの旅

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3日前に後頭部を強打して流血した小梅ちゃん。

今はでっかいコブになっていて、触っただけでも痛いと言う。

昨夜はどの角度で寝ても枕に触れるらしく、『いたくてねむれないよぅ』と、一時間置きに起きたほど。

 

本当に病院に行かなくていい話なのか不安だが、それ以外はいつもの大食漢だし、うるさい。

なので、スイミングスクールに行く。

 

アイータと小梅は路線バスに乗り込み、運転手に行き先も確認したらしいのだが、バスは無常にも思惑とは違う方向へ進み、さすがに気が付いて再確認したらそこで降ろされたとかで。

こんな絶望、嫁に来てすぐにゴミ出しに行って迷子になった時依頼だったらしい。

大きなコブも抱えた小梅もどれだけ絶望したのかと思いきや、いつもと違うところで降りて、いつもと違う道を歩くことにワクワクしてしまった様子。

 

いつもなら妻のすっとこどっこいさが原因であると判断するのだが、今回は運転手が気が利かなすぎ。

アイータは『もしも子供が重症で病院にかかるところだったらどうしてくれる?』と怒っていたが、『子供が重症で病院に行かなきゃいけない状況なら、のんびりと路線バスに乗ってる場合じゃないだろう』と指摘すると、『そりゃ、そうだ』と納得した様子。

 

それにしても、アイータと小梅のバスの旅なんて、太川陽介がいない状態じゃないか。