プレミアム

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小梅の通うスイミングスクールで肉まんを売り出したらしくて。

しっちゃかめっちゃかな時間を過ごしておいて、何の特典でそう思えるのか知らないが、スイミングのあとは何かを食えると思っている小梅はもう、目がキラキラよ。

 

そして、どうやら“普通の肉まん”と“プレミアム肉まん”があるらしく。

小梅はとりあえず“プレミアム”と付くものに飛びつくという、アイータの遺伝子。

 

ここまで、どうにか“普通の肉まん”で濁してきたようなんだけど、アイータから『プレミアム肉まんを頼んだ』というラインメッセージ。

小梅に根負けしたのかしらね。

 

これから仕事帰りにスイミングまで迎えに行くボクちゃんとしては悔しい限りなので、コンビニに寄ってちょっとゴージャスな肉まんを買う。

いや、ちゃんとアイータの分も買ったよ。

 

で、合流したらアイータが俺にプレミアム肉まんを渡してきたわけ。

『プレミアム肉まんを頼んだ』ってのは、別に“小梅に”ではなかったらしい。

 

結局のところ、全員が欲深く、全員がそれを理解しているという家族。