そういえば、ケーキを買いに行ってない一日を過ごして不安になったのか、『ケーキはないの?』と小梅が心配そうに聞いてきた。
『玄関を見てきて』と言うと走って行き、『うわぁ、あったー!』と喜ぶ。
このケーキ、冷凍してあるものを自然解凍させる代物だったからか、イチゴじゃなくてイチゴジャムだったんだ。
妖怪ウォッチなんかどうでもよく、美味しいケーキが食べたい小梅ちゃん、ガッカリ。
そして迎えた朝。
ちゃんとサンタさんが来てた。
さっそく開封すると、中から出てきたのは図鑑。
しばらく固まったあと、『ねがいどおりにいかなかった…』と肩を落とす。
小梅はDSのソフトが欲しかったようだけど、『この前“妖怪ウォッチ~真打”を買ったばかりだから、違うのをお願いしな』と言っていた。
だけど、頭の中は【違うの=別のDSソフト】になっていたようで、小梅ちゃん、昨夜のケーキに続いてまたしてもガッカリ。
2014年、ガッカリクリスマス。