…つづいた。
中学生の頃、授業中に騒いでいたグループの俺は、先生に指されることも多かった。
先生としては『騒いでいるから出来ないんだ!』にしたいんだろうけど、残念ながらそんなにバカじゃない。
むしろ、一見おとなしそうにしてる奴を『答えられないから指してみ?』なんて言っていた。
堅物みたいな女が黒板に書いた答えが違っていることを野次ると、『アンタらに言われたくない!』って言ってたよ。
光浦みたいに。
問題を解くのに光浦みたいである必要なんて少しもないわ。
小梅ちゃん、テストで国語も算数も100点だって。
毎日、宿題がイヤだと泣き喚き、授業中も先生の話なんてちっとも聞いていない。
こういう子、先生はムカつくんだろうなぁ。
100点を取った次の日は5時限目に居眠りをして、先生も放っておいたら帰りの会の途中で『いったいどーなってるんだー!』とガバッと起きたって。
俺の子だもの。
俺の子だけど。
ちゃんとやれ。