『行かない』だの、『ヤダ』だの、『どうしていいかわからない』だの、店の前でうっせー。
さっさと行けやと先頭で入店させて、そのあとをついて行かないという動きに『ちょっとぉ、ついて来てよ!』という突っ込みがあるでもなく。
そんな感じでシルゾー長女の働く居酒屋へ。
あ、先週の土曜日の話な。
会社の忘年会などどうでもよく、さっさと切り上げて二次会。
シルゾーの『行きたくない』ってのがよくわからないよな。
自分の娘の働く姿だろうに。
っていうか、“どうしていいのかわからない”は、こっちも一緒だわ。
俺の知ってるシルゾー長女は小学生であり、成人してこんないいおねえちゃんになった子の扱い方なんて知らんわ。
仮に俺が20歳だとしても、20歳の女の子の扱い方なんて知らんけど。
まぁ、恋バナ。
ちょっとアレな感じの彼氏なのでシルゾーは快く思っていないし、俺も『アレはちょっと…』と思うけど、話してるうちにシルゾー長女側につくというシルゾーへの裏切りトークで満足いく楽しい時間を過ごせました。
うん、いいおねえちゃんに育ちましたよ。
屈折するタイミングなんていくらでもあったのにさ。
俺は応援してるぞという他人事。