神田川

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おとうさんは小梅と風呂屋に行くのが好きで、小梅もディズニーランドよりも風呂屋が好きだと言うんだけど、ちょっとお出かけしたぐらいの時でも頻繁に行きたがるからおかあさんに『そんなに行きません』と言われる。

 

まぁ、確かに安くはないからな。

名古屋へ行った時ぐらいにしようという方向ではいるんだけど。

 

家の風呂の壁を塗装するというので、今日は前から風呂屋に行くということになっていた。

小梅は『家のお風呂が使えないから、お風呂屋さんに行くしかないね』と浮かれてる心情を隠しながら浮かれてる。

 

いつもの『もう、しょうがないなぁ』とか、『どうしても行きたい?』とかじゃない、“行くしかない”なので、小梅の張り切り具合もウザ可愛い。

 

地元の観光ホテルの温泉に行ったんだけど、ほぼ貸し切り状態だったので、いつもは入れないサウナに入ったり、泳がせたり。

 

そんな小梅が可愛いので、おとうさんは膝の上に座らせてギュっとしていたいんだけど、腕を振りほどかれて“おとうさんは風呂屋へ行くために利用する人”という位置付けを改めて知る。