まだ宿題の話。
小梅ちゃん、毎回々々騒ぐけど、決して“やらない”という選択はしない。
それどころか、『やるよ!』と声を荒げて言うくらい。
かといって、そこからつらつらと文句を垂れて一向に進まないんだけど。
こんなに宿題があって、ヨソの子はどうしてるんだろう?
あそこン家とか、結構な時間まで外であそんでるけど。
そんな疑問が生まれるのだが、聞けば、あっさりやらない選択をするんだそう。
そして、親も関与しないそうだ。
あー、こりゃ、勝てないね。
ちゃんとやっていく小梅と、そうでない子の人権に明確な差なんてないわけだから、どこかで小梅が『アイツら、ふてぇな』ということに気付いちゃう日が来る。
そして、そのまんま大人になる。
図々しい馬鹿が大嫌いな父親と同じ感覚を持って生きてくことになるんだ。
知ってる?
図々しい馬鹿は歳を重ねるごとにその度合いも強くなっていくんだぜ。
そして、その図々しい馬鹿たちの対処方法は父ちゃんも知らないだ。
ごめんよ。