ファミレスでランチを食べていると、いつの間にか高校生たちの複数グループで店内が埋めつくされていた。
こういう時はバカ騒ぎする連中がいて英二さんが“インディアンの重い槍”を説かなくちゃいけない空気になるようなものだけど、ふと気付けば、みんな静かなんだ。
そういえば、ここに限らず、今はアホみたいにふざけている高校生をあんまり見ないなぁ。
そんなことを考えていると、小梅の小学校の教育と重なり見えてくる部分がある。
今はとにかく“普通”を育てる方針なんだ。
“あたりまえ”という意味の“普通”ではなく、“可もなく不可もなく”という意味のね。
会社で見る若者もそんな感じだし。
とにかく、はみ出さないために思考を奪い、感情を奪い、怒ることさえも許されない教育を受けた者たちはまるでロボットのようだ。
国家を衰退させるために誰かが操っているのか知らないけど、面白くねぇな。