Hi-8に録り貯めてあった大量のプロレスのビデオをHDに写し、さらにDVDに焼くという途方もない作業をせっせせっせと。
VHSにしてもそうだけど、この手のヤツはカビが発生してる。
それでもVHSなら再生出来るだろうが、Hi-8はテープが薄っぺらなのでカビの部分が固着して動作中にテープが切れてしまうんだ。
特に切れ易いメーカーと品種があるようで、よくこんなモノを売っていたなとつくづく思う。
切れてしまったらどうにかこうにか再生を試みるけど、致命的なヤツもやっぱりあり。
それで初代タイガーマスクのデビュー戦と長州vs前田のシングルは消滅した。
“どうにかこうにか再生を試みるけど”は分解してカビを除去して大丈夫だったところを繋ぎ直すという、実に地道な方法。
ところが、Hi-8ってのは小さい金属部品が1個あって、それが分解してる最中にピョンと飛ぶもんだから、どこにどう付いていたのかわからず、元に戻せない。
今度は慎重に…と、ほかのをバラすと、また同じようにピョン。
バラせばバラすほど、元に戻せなくなるテープの数が増える。
参った。
武藤vs高田とか、その“特に切れ易いメーカーの特に切れ易い品種”なんだぜ。
っていうか、俺、結構な歳だけど、この作業が終わったらどうなるの?
思い出を抱いて死ぬの?