大きな栗の木の下で

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土日はキャンプをしてきたわけだけど、そこのキャンプ場は施設内に栗の木があり。

落ちてるヤツを拾って焼いてみたんだ。

 

売ってるようなサイズのモノはないので、皮を剥いてるうちに固形というよりは粉末になってしまうけど、それでも味は確かに栗。

 

小梅に一口食わせてみたところ、イヤな顔をする。

『普通に美味しいでしょ?』と小梅にあげた栗を食ってみたら、何だか生ゴミみたいな味。

 

『あ、これは食えないわ』と父が言えば、『まずくても我慢して食べたのに!』と小梅が言う。

 

こんなのが混ざっているのかと、ほかの全部を味見してみたけど、生ゴミ味の栗は小梅にあげたヤツだけ。

ロシアンルーレット当たっちゃうタイプ。

 

小梅は『もういらない』と言ったけど、アイータがハチミツをつけることを提案すると、『いる!』とテントから飛び出る。

 

黄色いTシャツ…

赤いズボン…

まんまる体形…

 

あの有名なクマそのもの。