学校で春に植えたサツマイモの収穫。
収穫後には蒸かしイモが振る舞われる例年行事。
三世代同居のせいでイモ好きに育った小梅は行く気満々。
アイータは『誰と行く?おとうさん?』と誘導尋問。
『誘導尋問じゃない』と言い張るが、どう見ても誘導尋問。
コンパでアレな女がたとえば『釣りをやってみたい』と言ったら、『そういえば、おまえ、釣りやるよな?』と言われて流れを作られるのと同じ。
なので、小梅はもう『おとうさんと行く』になった。
学校のこととかはすべて任せてるだろ?
俺は仕事をしてきて、やっとの土曜日なんだ。
というわけで行ったけど、蒸かしイモ。
何年も食ったことがないし、別にそそられないのに、食ったら食ったで美味いんだよな。
何かシャクだわ。