子供会の遠足で小梅とアイータはディズニーランドへ。
俺?
俺はいらないって。
毎年子供会でディズニーへ行くので、父ちゃん、ずっと行ってない。
そうこうしてるうちに小梅は来年六年生になり、これからどんどん親と一緒に行動することが減ってくるだろう。
車中泊も夏のプールもアイータがオバさんになっても。
というわけで、話は飛んで夜。
もうすぐ帰るという連絡を受け、バスの到着場所まで夜道を歩いて迎えに行く。
向こうから小梅が歩いてきたが、気付いてる様子はない。
すれ違いざまに『こんばんは~』と言ってみると、小梅も『こんばんは~』って。
暗くてシルエットがわかりにくいにしても、ディズニーランドへ行ったぐらいで父ちゃんの声を忘れるという。