バンガローで朝を迎える。
外は寒い。
多分、バンガローの中も寒い。
だけど、電気毛布とファンヒーターとウレタンマットで最高の寝心地で気持ちのいい朝。
うん、やっぱり寝心地がどうかです。
むしろ、普段の生活でギュウギュウにつめて布団をならべて小梅に蹴られたり、エリア侵入されたりするよりも広く余裕のあるスペースで寝られたわ。
さて、これが本当に最後のキャンプになるんですかね?
何かと幼い小梅はまだ親と一緒に行動しそうな気もするけど、中学生になった途端に…ってこともあるからわからんよね。
絶対にキャンプなんかやりたくなかった俺がこうなったのは、やっぱり小梅が喜ぶからだし、『次にやる時にはもっとうまくやる』という変なチャレンジ精神が生まれるせいだ。