コオロギの唄

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本当に急に“その時”は来るんだな。

あたりまえに今日があって、あたりまえに明日があって。
それが実は“あたりまえ”じゃないという。

今日、婆さんが亡くなった。
病院通いはしてたけど、病気が原因じゃない。
そういう亡くなり方をする人がいるのは知ってるけど、身内がそうなるとは考えていなかった。

仕事中だったけど、病院がすぐそこなので途中で抜けて会いに行く。
『可哀想だったな…』という思い。

婆さんは俺の幼少期には40代だったはずだけど、その頃から“婆さん”だった。
働き者だったというから、それが滲み出ていたんだろう。
長いこと“婆さん”をやってた婆さん。

盆に爺さんが迎えに来たか。

空に大きな入道雲