外泊(幻)

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小梅ちゃん、同級生の家に泊まりに行くという計画を立てていたらしい。
だけど相手の親に確認を取っていないし、何より、こんな赤ちゃんを一晩預けるとか、申し訳ない。

なので、却下。

妥協案で夜まで遊んでていいということになったので、相手の家にアイータが挨拶に行く。
小梅は浮かれて家を出て行ったけど、流れ星が見たいとかいう理由で帰宅予定時刻を遅らせたいとあとから連絡が来る。

アイータはLINEで『ダメだ』と言うけど、俺は電話で『いいじゃん』と言う。
両方の言葉を聞いたはずだけど、小梅はアイータの方だけを聞いて早めに帰ってきた。

『早かったね』
『え?』

小梅は父ちゃんの方は電話で伝えたのに聞いていなかったらしく、早めに切り上げて帰ってきたことをクドクド言い始める。

いいから寝ろ。

寝た。