日没頃、玄関先で『ふぁ～！』って奇声。
だいたい奇声を発しているか、浮かれて踊っているかの小梅が遊びに行った先から帰ってきた様子。
その奇声のあと、『やっと帰れた～』って。
『やっと帰れた』とは？
聞けば、友達の家から帰る途中で道がわからなくなり、右往左往しているうちに学校近くに来て、帰ることが出来たらしい。
どこをどう通ってきたのかを聞いてもよくわからない。
時系列も方角もメチャクチャ。
アホアホの実でも食ったのかね？
だから、中学生になった今でも一人で出かける時は家族総出で『ああしなさいよ』『こうしなさいよ』と家を出る直前まで言って、背中が見えなくなるまで見送ることになる。
でも、成績はいいんだって。
んﾞんﾞ～。
