キャンプ~2020秋②

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朝の5時、小梅に顔をツンツンされて起きる。

『何?』
『トイレ』

行ってきなさいよ。

小梅は小さい頃に『トイレに行く時は教えて』と言われて育ったので、中学生になった今も時々言う。
その“時々”が何もキャンプ場で迎えた朝じゃなくても。

起こされたので、そのまま眠れなくなった。
まだみんなが寝静まっている中、一人、火を起こして暖を取る。

木々が風に揺れ、枯葉が落ちる中、コーヒーを飲む。
悪くない。