小梅の弁当

小梅ちゃん、学校行事で弁当を持参するのだとか。
そして、自分で作りたいと言う。

そういう気持ちは大事にしてあげたい。
だけど、我が家でそれが出来るかな?

ウチの親はたいがいしゃしゃり出てきて、こうやるのだと仕切り始めるけど、それがやりたかったわけじゃない結果に仕上げてくれちゃう。
それは今に始まったことじゃなく、
俺が学校に行ってた頃からそうだ。
『違う、そうじゃない』のヤツ。

そんな風だから、小梅もアレはダメ、これはダメと言われる想定をしているのかもしれない。
故に、どんな弁当を作りたいのかを聞いてもハッキリしない。
ただ、小梅の作りたい弁当とは違うモノになる想像は容易い。
そもそも、ばあちゃん100%の弁当が出来上がる可能性だってある。

何が言いたいのかと言うと、同居なんてしたところで、いいことなんかひとつもないということ。