滑った話

夕食タイム。
俺と小梅が食している最中に、アイータがダイニングテーブルの横を歩いていて転んだ。
足払いを食らったみたいに横にスーって綺麗に。

そして、すぐに立ち上がった。

全員がそれぞれを見つめ合ったあと、小梅は大爆笑。

何故滑ったのかをああだこうだと言っているが、そんなことはどうでもよく、俺と小梅は転んで立ち上がった時の顔が面白いと言ってるのだ。

アイータは俺のことを『面白い顔をしている』と言うが、面白い顔度で言ったら10:0でアイータの圧勝だと普段から言ってるのに、さらに面白くなったと言っているのだ。