中3の夏休みの小梅ちゃん、各高校で説明会が開かれるらしく、今日は父ちゃんの母校へ行く。
校内の車両の走行は一方通行になっていて、入ったところとは違う門から退場するシステムになっていて、つまりは学校の敷地内を横切ることになる。
ここを通ったのは卒業以来だわなところも通り、懐かしく思う。
説明会を終えた小梅はこの学校の雰囲気を気に入った様子。
気に入らないでほしいんですけど。
この学校は卒業生の大多数が就職していて、入ってしまったらその空気感にやられてしまうんだ。
大学へ行くのはクラスで15番目くらいの成績のコミュ障というイメージが今でも抜けないくらいに。
まぁ、社会に出てみたらそのイメージのまんまの奴が大学出の管理職になっているから間違いではないんですけどね。
でも、賢いフリをしたバカに指示される父のような人生は歩んでほしくないんだ。
まだ1校目なので変わると思うけど。
いや、変われ。