小梅に学校での休み時間にみんなは何をしているのかを聞くと、技をかけたりしてると。
あー、そういうのはよくないね。
イジメに繋がるし、怪我でもしたら大事。
そんなことをアイータが言ってたんだけど、小梅はそこには加わらないし、よく知らんけど一人遊びをしているか焦っているかは容易に想像がつく。
考えてみたら中学生だった頃のボクは技をかけることしかしていなかった気がする。
チョップとかラリアットとか、そういう簡単なヤツじゃなくて、ジャーマンスープレックスとかドロップキックとか。
おかげで学生ズボンは何度も膝のところに穴が開いていたし。
それと比較してズボンの買い替えとかがなかった小梅、たいしたもんだ。